当病院の臨床検査室は臨床検査技師5名で構成され検査を行っています。
検査室の業務は主に患者さまの検体(血液・尿など)を分析する「検体検査」と患者さまの身体を対象に検査する「生理機能検査」の2つに分かれます。
特に「生理機能検査」は充実しており、心臓・腹部・頸動脈・甲状腺・血管・関節などの超音波検査や心電図、ホルタ―心電図、心音図、誘発筋電図、SPP(皮膚潅流圧)、ABI・TBI(動脈硬化症検査)、SAS(睡眠時無呼吸検査)、パルスオキシメーター(酸素飽和度)、重心動揺(平衡機能検査)、眼底・聴力検査、呼吸機能検査、禁煙外来でのCO検査、ピロリ菌除去の尿素呼気試験などとても幅広く検査を行っています。
また、患者さまの治療や診断に欠かすことのできない血液・尿・便検査なども行い、緊急検体は30分以内に結果を提出し、診療のスムーズ化に努めています。
私たちは患者さまや臨床から信頼される検査室を目指し知識、技術、質の向上を図り日々躍進していくよう心掛けています。
[検査方法]息を吸った状態で20秒間息を吹き込むと測定器の数字が上がり、最高値が測定結果となります。
タバコを吸わない人で0~7ppm、喫煙者で大体喫煙本数と同じ値(例・ヘビースモーカーで25~34ppm)となります。
放射線技術科は一般撮影装置、透視装置、CT、骨密度測定装置、ポータブル一般撮影装置と、X線を利用した高度画像診断機器による医用画像情報の提供を行っています。
地域の皆さまの医療環境の充実を図るべく、安全管理、機器管理をはじめ、技術力の向上を目指し、皆様のお役にたちたいと願っております。
CTとはコンピューター断層撮影の略で、体の周りを回るX線管と検出器により体の輪切りの写真を得ることができます。当院のCTは検出器が64列に並んだ「64MDCT」というもので、総合病院でも使用している高度な画像診断機器です。CT検査には造影剤を使用しない単純CT検査と、造影剤を使用する造影CT検査があります。単純CT検査においてもたくさんの情報を得ることができますが、造影剤を使用することにより更に詳しく体の状態を知ることができます。
※造影剤の使用は病気の質や部位、患者さんの状態によって医師が判断いたします。
皆様は放射線についてどのような印象をお持ちでしょうか?
福島第一原発の事故をうけ放射線に関心は高まりましたが、それに伴って「怖い」、「人体に悪影響がある」といった漠然とした不安をお持ちの方が増えたような気がいたします。それは放射線が見ることができず、また熱いとか痛いとか人間の五感に働かないことだと思われます。
医療における放射線被曝は概算ではありますが、定量化することができます。胸部のX線写真をとったから何mGyとか、腹部CTを撮影したので何mGyだとか大体の線量が予測できます。そして、放射線治療や心臓カーテーテルによるCTO(慢性冠動脈完全閉塞)等の治療、また小児の場合ではない限り、一般の方が医療被曝による線量を心配されることはまずないでしょう。また医療の現場で治療等により大線量をあびることになったとしても、基本理念として患者さんへの放射線の使用は、患者さんの利益の大きさが医療被曝による影響の大きさより充分に大きいと考えられる時に行います。(ベネフィットがリスクより大きい場合)それは放射線を被曝することで病気の早期発見、放射線治療では癌を小さくしたり、心臓の治療では直接命を救うことにつながります。
当院リハビリテーション科では、リハビリ専門職である理学療法士(PT)をはじめ、医師、看護師、ソーシャルワーカー等が共同で作成した患者さまごとのリハビリテーション治療計画に基づき理学療法を提供しています。同じ疾患名でも、患者さま個々の症状は違い、現在困っている事、必要なことは全く異なります。私たちは疾患に対しての治療ではなく、患者さま一人ひとりに合った道筋をたてリハビリに取り組んでいます。
<退院に向けて>
日々変化する患者さまの身体機能や状況を把握し、スタッフ間で情報を共有するために医師、看護師、放射線技師、ソーシャルワーカー等の専門スタッフと定期的にカンファレンスを実施しています。
また、当院からご自宅へ退院される患者さまについては、必要に応じて退院前訪問指導を実施し、段差解消、手すり設置などの住宅改修や環境調整のご提案をさせていただいています。退院後も安心して生活が送れるよう、地域の医療・福祉サービス機関と綿密な連携を図り、患者さまの在宅復帰・社会参加を支援致します。
薬剤科は調剤業務(内服薬・外用薬・注射薬)、薬剤管理指導業務(病棟業務)、医薬品情報管理(DI)業務、製剤業務など医薬品に関わる業務を行い、医薬品の適正使用・管理を実践しています。
調剤業務では、外来院内処方および入院処方の薬を処方箋に基づき調剤しています。全自動錠剤分包機を利用して調剤の効率化を図り、調剤した薬は別の薬剤師が再度確認(ダブルチェック)しています。用法・用量や薬同士の飲み合わせ等も考えながら調剤し、患者さんが安心して薬を使えるよう努めています。
病棟業務では、すべての入院患者さんに対して持参薬の識別、面談を行い、使用するお薬についての説明を行っています。個々の患者さんの薬物治療について医師と協議したり、看護師に医薬品情報を提供するなど、コミュニケーションをとりながらチーム医療を実践し、患者さんの薬物治療に貢献できるよう努めています。
栄養科の理念
①安心と満足を得られる治療食の提案を目指します。
②親切で丁寧な栄養指導とわかりやすい栄養情報の発信に努めます。
③チーム医療の一員として、より良い栄養管理に取り組みます。
入院中の食事
入院食は医療の一環として医師の指示栄養量に基づき、疾病の治療・回復を目的とした食事を提供しています。食事摂取状況や栄養状態の確認を行い、食事量が低下した場合や栄養状態が不良な場合は多種職で話し合い、より食べやすい食事の提供に努めています。
食事時間
朝食 | 7:30 |
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昼食 | 12:00 |
夕食 | 18:00 |
主な食種
・一般食
・特別食
エネルギーコントロール食
塩分コントロール食
透析食
たんぱくコントロール食
脂肪コントロール食
栄養指導
入院・外来ともに一人ひとりの食生活に合わせ、個別に指導を行っています。
入院 | 月~土曜日・祝日 |
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一般外来 | 月~金曜日・土曜日午前 |
透析外来 | 月~土曜日・祝日 |
その他(外来)
多職種で療養生活のアドバイスを行っています。
・糖尿病透析予防
・糖尿病コントロール強化活動
・糖尿病教室
管理栄養士の認定資格
日本糖尿病療養指導士
とやま糖尿病療養指導士
<営業時間>
■月~金曜日 午前8:30~午後6:00
■土曜日 午前8:30~午後12:30
■日・祝日 休み